文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

自分次第でいくらでも「いいこと」にしてしまえる。

今週のお題「最近あったちょっといいこと」


久しぶりに小説を読んだ。一気読みだった。

プロの書いた小説と自分のを比較する気はまったくないのだけれど、こういう本を読んだときは、一気に書く気が失せる。(今は書いてないけど)

自分の書いたものがあまりにも薄っぺらくてつまんないことを思い知らされるっていうか、いや、違うか。


自分にはこんなふうに読み手の心を根こそぎ持っていくような話は書けないんだって、当たり前のことを実感するのと、「自分の書いたものより断然面白いものが世の中には溢れているのに、何を書く必要があるのか」と思うからだ。


人の心を動かせるものを創れる人って凄い。

あたしは、自分の書いたもので自分の心さえ動かせないままだ。


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本作りは少し遅れているけれど、進んでいる。

来週には出来上がって届く予定。書店委託の審査もどうにか通過できたし、予定通り頒布できそうだ。


そこで、いちばんハードルの高かった支部への過去作の投稿を思い切ってやってみた。思っていた通り、反応は少ない。しかも、前後にとっても上手い人が作品を上げたものだから、伸びるブックマークにに挟まれて、まさに公開処刑状態になっている。


恥ずかしいとか、あげたものを削除したいとか思わないはずがない。今すぐにでも消してしまいたい。けれど、これが現実だと思い知るために、思いとどまっている。

これで当然なのだと、言い聞かせる。


でもね。同時に、実は思ったよりも傷ついていないようにも思う。

ブックマークをつけてくれた人の中に、見慣れたアイコンをいくつか見つけたから。以前の5分の1にも満たない評価数だけれど、こんなふうに思えるのは、彼女のたちのおかげだ。


見つけてくれて、読んでくれる人がいて良かった。感謝の気持ちでいっぱいだ。