文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

お題にそってSSを考える。

ブログを書こうと思って開いたら今週のお題」が面白そうだった。


お題「握ったり、回ったり」


うっかり「握ったり、回したり」に空目してしまったじゃないか。(握るのはアレだし、回すのはアレ)


いや、そんなことばっかり考えてたわけじゃない。

例えば、オクラホマミキサーとか。

順番にまわってきた隣の人と手を繋いで肩を組んで、くるくる回るやつ。あれを思い出した。

このお題でSS書くとしたら、どうするかなぁと考えてみた。

-----

(受けくんと攻めくんは幼なじみでデキてない設定。ふたりが通う学校は男子校なのに体育祭にはオクラホマミキサーを踊ることになっている)


受けくんは順番が近づいてくるにつれて、めちゃくちゃ緊張している。でも、クールな受けくんはそんなことおくびにも出さない。

で、とうとう攻めくんとの順番がやってきて、いざ手を繋ごうと向かい合わせになったとき、ちょうど曲が終わってしまう。

オクラホマミキサーはそこでおしまい。残念だけど、ちょっとほっとする受けくん。手なんか繋いでしまって肩なんて抱かれてしまったら、隠し続けている、攻めくんへの気持ちを知られてしまうかもしれないからだ。


で、その帰り道。

いつものように並んで歩いてると、攻めくんがいきなり手を繋いでくる。何の予告もなく、突然に。

心の中では飛び上がるほどびっくりしているくせに、それでもクールにかわそうとする受けくんの手を、攻めくんは離さない。

その上、あろうことか「さっき、手繋げなかったから」って、不機嫌そうに言う攻めくん。挙げ句の果てには、ダンスで受けくんの相手をしたクラスメイトの、受けくんを見る目つきが気に入らなかったとか、めちゃくちゃ文句言い出す攻めくん。

思わず、笑ってしまう受けくん。どこまでも鈍感な攻めくんは、なぜ笑われているのか、そもそも自分がなぜ腹を立てているのかさえわかっていない。

そんな攻めくんを見て、絶望的だと思っていた恋の行方に、ほんの少し明るい未来を感じる受けくん。

オクラホマミキサーで踊れなかったことで、ほんの少し距離が近づくふたりのお話。


★裏設定

伝統のある男子校で、オクラホマミキサーは、その昔、同性の同級生に告白できる唯一のチャンスとして企画されたのだとか。

で、受けくんだけはそのことを知ってるから、変にドキドキしてしまう…とかいいかもー。


季節は秋で、高校2年生くらい。

かえりみちは、夕方がいいなー。ほどよく田舎の、まだ田んぼとか残ってるくらいの。で、ふたりでバスで通学してるの。一時間に2本くらいしかない路線で、他にこの路線を使ってる生徒はあまりいなくて。

どちらかがうたた寝しちゃったら、わざと終点まで乗り過ごして歩いて帰ってくるとかもいいなぁ。


-----

妄想終わり。

さて、お話の続きを書こう。お仕事前の一時間チャレンジを地味に続けている。やっと次のシーンに入った。いま、30000字。このままいけば、二次創作ではいちばん長いお話になるかもしれない。面白いかどうかは、もうずっと前から考えていない。 


自分が萌えれば、それでいい。

出来上がったら、自分のためだけに本にするんだ。がんばれ!