文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

誰か、アフターを見せてくれ。

SSを書いた。4000字。

一日置いて読み返してみたら、冗長すぎて何が言いたいのかさっぱりわからなかった。ダラダラ長くて途中で読むのを辞めたくなる感じ。この内容なら2000字も要らないんじゃないだろうか。

じゃぁ、どこを削ればいいのかと考えたけれどよくわからない。4000字全て必要な気もするし、全て必要じゃない気もする。

要するに「書きたいテーマ」がないんだと思う。出来事を時系列にダラダラ並べただけだからだ。

……とここで終わってしまっても仕方ないので、今回は、あらためて流れを整理してみようと思う。


【前提】

異様に強い静電気体質のせいで、受けくんは攻めくんを避けている。(痛い思いをさせたくない)攻めくんは、もちろんそんなことは知らず、嫌われたんじゃないかと不安になっている。


★三人称攻めくん視点

最近、受けくんに避けられている。絶対触らせてくれない。それに、何か隠し事をしているようだ。

・通販でしょっちゅう何か買っている

・机の中に何か隠している


学校で友人に相談すると、

「普通に嫌われてんじゃないのか?」

「本人に確かめるしかないよ。でも、君のことについては、あんなにわかりやすい人もいないと思うけどね」 ★1

と言われ不安になった攻めくんは慌てて家に帰る

いつもより早く帰宅していた受けくんと遭遇。理由を聞こうとするけれど、教えてくれない。

「触るな」と逃げようとする受けくん。もちろん、このまま終わらせるわけにはいかない。攻防の末、隙をついて受けくんの動きを封じる。そのとき、強い静電気が。★2

強烈な痛みに、避けられていた理由が静電気のせいだと気づく攻めくん。

通販で買っていたのは大量のハンドクリームだった。(机の中のは、失敗したハンドクリームの山)

普段は表情に乏しい受けくんが、悔しそうな顔をしている。友人に言われたことを思い出す。★3

ひとり悩ませてしまっていたことを謝る攻めくん。

押しの強い攻めくんの言葉は、いつもちょっとズレている。そんな攻めくんに、思わず笑ってしまう受けくん。

これからは、どんなことでもひとりで悩まずに一緒に考えることを約束するふたり。

ハンドクリームを一緒に選んで欲しい、と言う受けくん。よろこんで引き受ける攻めくん。


おわり。

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★1

「でも、君のことについては、あんなにわかりやすい人もいないと思うけどね」

不安すぎて、この部分は理解できていない攻めくん。

★2

受けくんが手に持っていた通販の荷物をたたき落として隙を作る。

★3

★1の友人の言葉を思い出す。


ひどいな。これに4000字??いや、2000字でも多いくらい中身がないじゃないか。冗長に感じるのもあたりまえだ。

でも、どこを削ればいいんだろう。いや、削るというか、凝縮して書けばいいのかもしれない。

うーん。はぁ、どう書けばいいのか。

無駄な部分をざっくり削ぎ落として、ぎゅううぅと中身を凝縮させたお手本、見せてもらえないだろうか。

ビフォーアフターみたいなの。

そしたら、ぱぁぁぁっと目の前が開ける気がするんだけど。