文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

知ったからといって出来るわけではない。

プロットとあらすじって違うものだとどこかで読んだことがある。


プロットは因果関係を表しているもの。

あらすじは出来事を時系列に並べたもの。


こんな感じらしい。

プロットのつもりで書いたものを読み返してみた。見事に、あらすじだった。

平坦な出来事が時系列にただ並んでいるだけの。何かの表みたいな。もしくは修学旅行のときに配られる「旅のしおり」みたいな感じだった。


書きたいことを並べただけ。

辻褄が合うように、出来事を作って時系列に並べただけ。


最近読んだ本のなかから、気に入ったシーンを自分なりに「プロット」として起こしてみた。

そのシーンで「解決すべき出来事」があって、それが解決することによって「登場人物の気持ちが変化」していた。そして、その変化が「次のシーン」につながり、物語が進んでいく。


そうやって、物語はできている。

頭ではわかってもそんなふうにできない。

こういうのってセンスとか才能なんじゃないかと思う。

「綺麗な写真だな」と思って、同じものを同じ角度から同じカメラで撮ったとしても、全く違う写真になるように。

自分では、どうしようもできない部分。自分にはない部分だ。