読みたいと思うものを書けるようになりたい。
心を抉られる小説を読んだら、本当はこういうのを書きたいんだろうなぁと思う。ほのぼの二次創作や、エロい二次創作じゃなくて。
小説って、人の心がわからなければ書けない。
登場人物の「背景」を知らないと、「心」は生まれないし、「どうしてそうしたのか」「どうしてそうしたいのか」もわからない。つまり、ストーリーが生まれない。
何かが欠落しているのなら、欠落しているものは何なのか。どうしてそうなったのか。
嘘で固めることでしか生きられないのだとしたら、その理由はなんなのか。最初の嘘はなんだったのか。
人との距離を測れないのだとしたら、それまでのどんな人生がそうさせているのか。
そういう背景があるからこそ、物語には一貫性が生まれるし、ありえないような行動でも、そこに説得力が生まれる。
小説は人間観察から
って言ってた人がいた。
そもそも、他人に興味のないあたしができることじゃなかった。
じゃぁ、せめて自分はどうだろう。自分のことは観察できるだろうかと、考えたけれど、キャラにできるほど厚みのある背景なんかじゃなかった。おわったなー。