文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

すこしずつ、離れていく。

Twitterから逃げ出してから、急速に小説を書く意欲が減っていて、昨日はとうとうアプリさえ開かなかった。こうやって、やめていくんだと思う。 こんなに腹の黒い自分を知る前に、もっと早くTwitterやめればよかったと思う。

一週間も何も呟かないアカウント。それまでも月1のSSくらいしか創作できなかったあたしのことなど、もうすっかり忘れられていると思う。たった10日ほどでこんなにも遠い世界になってしまった。この世界のどこか、ネットの上だけだとしても、確かに存在しているコミュニティだなんて思えないくらいに。


10年前に書いたオリジナルを読み返していた。はじめて書いたお話だった。4万文字と3万文字のふたつのお話。

拙くてどうしようもないな、と思ったけれど、あのとき、書くことがどうしようもなく楽しかったことを思い出した。一日中、パソコンの前に座って書いていた。

言葉は溢れるように湧き出た。主人公の気持ちが痛いほど染み込んで、最後の章は、辛くて泣きながら書いていた。

そういえば当時は推敲ということを知らなかった。ほとんど読み返さなかったと思う。ちゃんと推敲して綺麗に仕上げたい気持ちもあるけれど、気乗りしない。めんどくさい。なんでだろー。


昨日の作家さんからお返事が来た。あたしよりも長文でとても丁寧な文章で。嬉しかったけれど、同時に自分のネガティブさ加減にどんよりとした気持ちになったから、返事は書かなかった。

こうやって、少しずつ離れていく。

自分の限界を認めていく。