何かを表現できる人になりたい。
なぜ書きたいと思うんだろう。
アプリさえ開かないくせに。
脳内で作り上げた、好きでたまらない世界を吐き出したい。こんな世界を見たい。こんなふたりを見たい。そういう、自分の「好き」を外に出してしまいたい。
じゃぁ、「好きでたまらない世界」って?どんな?「好き」って何?
それは、あたしにとっては次々と生まれてくるものではなく、生まれたとしても、貧相な脳では、いつも同じようなのばっかりで。
そして、そのバリエーションの少ない「好きな世界」は、もう出し尽くしたのかもしれない。たった数話のオリジナルと、三年間の二次創作で。
何かを表現できる人になりたい。
そのためには、才能とか画力だったり文才だったりも必要だと思うけれど、何より、「表現したい何か」が必須だ。
そして、あたしにはそれがない。