あと、二、三行。
仕事前の一時間チャレンジを続けている。
誰にも強制されてないし、お金ももらえないし、誰も待ってないし、そもそも自分自身でさえ何のためにやってるのかわからない。
何回も同じことを考えてきた。
やめよう、ってその度に思うのに、またアプリを開いては、進まない話を書き続けた。
あとは、最後、受けくんが見た光景を書くだけだ。2行か、3行。たぶん、そのくらい。
やっとここまできた。やっと終われるかもしれない。
最後まで「テーマ」も「伝えたいこと」も「オチ」もないお話だったけれど、幸せそうなふたりだと思うから、これでいいと言い聞かせている。