文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

書きたいことがない。致命的。

書けない、ってどんなふうに?って考えていた。思いついたのは、ふたつ。

①どう表現すればいいのかわからない。文章が思いつかない。上手く文章にできない。

②そもそも、物語が思い浮かばない。書きたいことがない。

あたしは、もちろんどちらもだけれど、比率は②>>>①だ。

ふたりの職業とか、住んでる場所とか、何となくいい感じで歩いてるのとか、ご飯食べてるのとか。そういう、設定めいたものやワンシーン的なのは妄想できるけれど、そこから繋がる具体的なセリフだとかエピソードはまったく思い浮かばない。


んん?待って。

たとえば、「何となくいい感じで歩いている」までに至る過程や、そこから先を考えればいいってこと?

そこに住んでる場所とかふたりの職業を背景や設定として付け足せば、もっと詳しく「そこまでに至る過程」や「そこから先」が思いつくのかしら。

でも、それがエピソードになるのですか?よくて、ワンシーンじゃないの?


小説は連なったエピソードのかたまりなんだってどこかで読んだ気がする。だから、それぞれのエピソードは次のエピソードに繋がる要素を持ってなければいけない。


では、「書きたいこと」が、「何となくいい感じで歩いている」とか、「海辺の道を自転車で疾走するふたり」だとか、「無人駅で電車を待つふたり」の場合はどうすればいいんだろう。

そこで完結してしまう。繋がるエピソードなんか生まれないじゃないか。


「書きたいこと」って、こういうワンシーンや雰囲気ではなくて、もっと具体的な「こんなお話」ってことなのかな。テーマみたいな?

そんなの、全然思いつかない。

やっぱり書きたいことが見つからないってことだ。もう、致命的だと思う。