文字書きとはいえない

小説を書き上げるまでの記録

「必要に駆られる」必要がある。

書き上げられた数少ない作品について考えていた。

完結できたお話は、締め切りとか切羽詰まった理由があったものばかりだった。てか、それ以外のものは初期の数点を除けば、全部途中で書くのをやめていたってことだ。要するにあたしは「必要に駆られないと」書き上げられなかったってことだ。


本の原稿の締め切り。

フォロワーさんとの約束。

参加した企画の締め切り。

アンソロの原稿提出期限。

オンラインイベント用の小説。


ちなみに、こっそり申し込んでいたイベントの原稿は早々に諦めて参加もしなかった。とてつもなく、自分に弱い。

宿題しかやらなかった学生時代と全く変わってない。人間、そんな簡単に変われるわけないんだなぁと実感している。


さて、日記も書いたので、今日もこれから一時間頑張ろう。何文字書けるかな。

よそ見しないで一時間向き合うことができたら200点満点。


だって、今は何の期限もないのに書いてるんだだから。それだけできっとえらい、、と言い聞かせる。



一時間経った。

今日は、昨日までのところを読み直して少し書き足した。普通は、だだーっと書いて不要な箇所を削るらしいのだが、あたしは、最初はほぼ箇条書きになってしまうから、読み直しながら付け足して小説っぽい文章に書き直していく。そして、何度も読み返すからつまらなくなって途中で放棄する。悪循環。向いてない。

あぁ、要らないところを削る、って一度くらい言ってみたい。

でもまぁ、がんばった。少しだけれど、主人公が今どんな気持ちなんだろうって想像しながら書くことができた。伝わっているかは、この際どうでもいい。


ここは、日記のつもりで書いているのだけれど、誰かの目に留まるのかと思うと好き放題書くのは難しい。そもそも、日記なんて昔は鍵付きのノートに書いていたくらい誰にも見せないのがあたりまえだった。だからこそ好きにかけたんだし、そこで、自分自身を褒めて認めてやるために書いていた。

だから、ここは違うんだなぁと最近思う。公開している以上、あたしにとってはやっぱりここも「誰かからの承認」を得るための場所なのかもしれない。あさましい。